1948-11-29 第3回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
國民の主食に関するものはこれを除く方針のようであるけれども、主食に次いで蛋白栄養源として最も必要な漁類に、その一部とは言え賦課のあることは、不合理なことでなかろうか。まして國民の主食に比すべき漁類の増産の基礎となる資材にこれを課して、荷受を阻害しておることは、將來恐るべき結果を來すことと思われるので、漁業者としては特にこれの即時撤廃を庶幾する次第であります。
國民の主食に関するものはこれを除く方針のようであるけれども、主食に次いで蛋白栄養源として最も必要な漁類に、その一部とは言え賦課のあることは、不合理なことでなかろうか。まして國民の主食に比すべき漁類の増産の基礎となる資材にこれを課して、荷受を阻害しておることは、將來恐るべき結果を來すことと思われるので、漁業者としては特にこれの即時撤廃を庶幾する次第であります。
魚類の統制價格撤廃に関する陳情 近時生鮮食料品取締の強化は、一部大都市消費地を除く全國各地における出廻り不良、闇價格の高騰を來し、食生活上の不安を増大せしめている、ついては動物質蛋白栄養源たる魚の統制を撤廃し、自由販賣とされたい。 有明海の漁業取締に関する陳情 有明海の水族資源の永久維持確保と沿岸漁村の福利をはかるため、漁業取締規則等を速かに制定されたい。
次に、狩猟法の改正が、政令をもつて計画されておるようでありますが、狩猟法というと、何だか日本全体の國政には関係が薄いようにも考えられますけれども、しかしながら、この法律を通じまして、害鳥獸の駆除、あるいは國民の貴重なる蛋白栄養源を、わが國においてみずから手にするこの方法につきましては、相当に深刻なる問題でございます。